wickerworks
この度、森林サボテン、リプサリス連を中心にフォトブックを作成しました。
ここ1年くらいで撮った株の写真17種とその解説を入れています。
A5、フルカラー、p26です。
作成の経緯をフォトブックの後書に書きました。
以下転載です。
・国内のリプサリスに関する資料といえば、クジャクサボテン関連の書籍に僅かに記載がある程度であった。
・流通名はひどく混乱しており、誤ったタグや名称がつけられていることが多々ある。
・昨今の珍奇植物ブームで植物関連の書籍が沢山刊行された。
・もしかしたら森林サボテンが注目されるかもと思ったが、そんなことはなかった。
・新種の発見や分子系統解析による分類の見直しがおこなわれ、リプサリス連の分類に大きな変化があった。
・ブロメリア界隈でフォトブックを作った人がいて、熱いなと思った。
・良いカメラを買った。黒背景でそれっぽく撮ってみたら良い感じになった。そんなこんなでフォトブックを作るに至りました。 森林サボテンの魅力が少しでも伝われば幸いです。
当初は国内で流通している株を網羅したものを作ろうかと考えていましたが、
中々開花しない株や入手しづらい株があり、とりあえず手元の写真をまとめてみたところです。
付録として近年の分類と新種などを反映したリプサリス属のリストを作成しました。
また、森林サボテンを扱った資料として幾つかの文献を紹介しています。
絶版も含まれますが、興味を持っている方には是非入手していただきたいオススメを挙げました。
頒布方法
送料込み1300円でヤフオクにて販売します。匿名発送です。
ラクマでも対応可能です。インスタやTwitterでDM頂ければ対応します。
よろしくお願いいたします。
以上。
生ライチを食べた
お酒を飲まない分のお金で何か贅沢をするという考えで、
フルーツにはお金を掛けても良いということにしている。
去年はイエロードラゴンフルーツを取り寄せた。
6月頃、宮崎産生ライチを取り上せてみた。
冷凍ものの果皮は茶褐色、果肉は白いが、
生ライチは臙脂色で、果肉は透明感があり柔らかく、非常にジューシー。
冷凍ものには多少のエグさがあるが、それがなく甘い。
また、香りは格段に良かった。
お値段は10個で7500円、探せばもっと安いのもあるようだ。
台湾、中国産はよりお手頃で品種も異なるので、来年も試してみたい。
以上。
アーティチョーク4記事目
2019年に植えたアーティチョークは立派な株となり、今年も蕾を沢山つけた。
過去の記事
soutyu.hatenablog.com
毎度の事ながら、可食部の少なさには驚く。
捌いた後のゴミの量がアーティチョークハートの5倍はある。
アーティチョークとブナピーのホイル焼き
一口大にカットしたハートをレンジで蒸す。
耐熱皿にブナピーと乗せ、以下適当に塗した後、オーブンで加熱。
白ワイン、オリーブオイル、ガーリックパウダー 、
塩コショウ、ブルーチーズ、パルメザンチーズ
写真を載せたいところだけど、全然美味そうに見えないのでやめます。
美味しいけど風味を楽しむなら、カルパッチョが一番だ。
以上。
アピオスを食べた
2020年にアピオスを植えた。
アピオスはアメリカホドイモ(Apios americana)っていうマメ科の草です。
8月頃に花をつけた。マメ科っぽい花で、乾燥させてお茶にもできるらしい。
開花写真は撮ってなかったようなので、各自検索してください。
先日、地上部が枯れてしばらく経ったので収穫した。
地下に塊茎が連続して形成される。
痩せた土でもまぁまぁ育つ、マメ科なので。
去年はよく採れた。
今年の株は去年掘り起こし損ねた芋から出てきたもので、
どこに植えたか分からず適当に掘って見つけたので、そういうことだ。
去年は塩ゆでにした。落花生のような土臭さ、粉質で甘みがあった。
今年はアヒージョに入れて素揚げのようにした。
揚げた方が土臭さが飛んで良い。
以上。
波羅蜜_2022
あけました。
最近、行動圏にアジア食材屋が出来たので、たまに覗くようになった。
野菜コーナーには果物も置いてあり、
レンブ、ココナッツ、ジャックフルーツ、ドリアン等が身近で入手できちまうんだ。
先日、ジャックフルーツ1を買った。
勿論、あのデカくていかつい丸ごとは消費しきれないので、
中身を冷凍したやつをだ。
代々木のタイフェスで食べたジャックフルーツアイスは美味しかったので、
どこかでジャックフルーツチップを買ったらそこそこの味、
シラップ漬け缶詰を試したら2、3個食べて捨ててしまった。
サラクヤシほどではないが、蒸れた足のような臭いがする。
では今回買った冷凍ものはどうか。
レモン汁をかけると食べやすくはなるが、かすかに生臭さが鼻から抜けていく。
シャキシャキとした食感は面白いが……。
未完熟果は調理食材としての利用方法があるようだ。
ヴィーガン向け食材としても注目されているらしい。
もうこれ刻んでカレーに入れるか、完熟果でもどうにかなるだろ。
クックパッドにあったココナツミルクに入れるレシピはアリかもしれん。
以上。
買った本とか2021
日本の冬は南米の草には厳しく、今年はすでに誤魔化しが効かないくらい寒い。
夏の間に野放図に増やして広げた鉢植えたちを
屋内の限られたスペースに配置していく作業を大体終えた(一部諦めた)。
設備的制限から、最低限の生体維持となってしまう冬場においては、
成長が止まって記事にすることも少ない故、最近買った本についてメモっておく。
DIE BROMELIE
ドイツブロメリア協会の会報。会費は48EUR/年で年間3冊の会報が送られてくる。
会費はややお高いが、独英併記のフルカラー、
新種報告や自生地訪問の記事は写真が多く、パラパラ眺めているだけでも面白い。
最近送られてきた2021(#3)の記事はこんな感じ。
- ゴイアス州北東部の新種 Dyckia inconspicua, ブラジルの乾生ブロメリア(6)
- Tillandsia racinaeの栽培
- 2022イベントのお知らせ
- コロンビア, クンディナマルカ県の新しい固有種 Tillandsia gloriaeとTillandsia cerosa, 2017年コロンビアへの初めての旅(2)
- Tillandsia witeckiiの発見、分類、絶滅の脅威と保全状況、栽培のレポート, ブラジル南部の岩着生のチランジア(1)
- ゴイアス州の新種 Dyckia altoanaとエンコリリウムの新組み合わせ2種, ブラジルの乾生ブロメリア(7)
全然知らない種類の話ばかりで、これがブロメリアの最先端......という気持ちになる。
入会時の案内によれば、400名程度の会員が所属しており、
そのうち国外会員が100名程度、主にオーストラリアと日本からの会員だそうだ。
『フィールドワークで知るナマクアランドの多肉植物』
フランス人著者による南アフリカ多肉植物の自生地写真とコラムなど。全351頁。
南ア多肉は南アの砂漠に生息しているんだくらいの雑な認識だったのですが、
こちらの本では地域ごとに掲載されており認識を改めるのに最適です。
特に生態学に関するコラムが面白く、
例えば、ある種のラペイロージアの送粉者となる口吻がやたら長いハエの写真など貴重ですね。
ただ一点、せっかくの写真が見開きに配置されているのはなんとかならなかったのか。
見にくくて勿体無いなと。
『New Cactus Lexicon ~Illustrations』
サボテンに興味を持った頃にはすでに絶版でプレ値が付けられており、
いざ買おうと決心した頃には市場から姿を消していた。
こちらは手に入らないから、バッケベルグ版のCactus Lexiconを読んでみるかと、
ebayで注文したところ、フリマアプリで見つけて即購入した次第。
後から海外から送られてきたバッケベルグ版については、
入手することでNew〜の入手イベントが発生するアイテムだったと思うことにした。
New~は2006年に1・2巻分冊(各種説明文と写真、ハードカバー)で出版され、
2013年に改訂版として2巻目の写真図鑑(Illustrations)が出版されたようだ。
これについて紹介してるいくつかのブログを見てみると、
改訂版の方はハードカバー版とペーパーバック版がありサイズが異なるらしい。
自分が今回入手したのはペーパーバック版。
森林サボテン好きとしては、Frank Supplie『Rhisalis & Lepismium』に
掲載されていない種類の写真が載っているのが嬉しい。
よい買い物をした。
以上。
2021年プヤ ミラビリスの開花
今年もPuya mirabilisが開花した。10月のことだ。
昨年の開花記事はこちら。
開花したのは2020年に地植えにした株だ。
鉢植えよりも成長も早く、株のサイズも大きくなる。
開花した株からすでに子株が出ており、来年も開花が期待できそうだ。
プヤの属間交配種を作りたいので、
花はできるだけ人工受粉を施したい。
その点、地植えは最悪だ。
P. mirabilisは夜に開花1するため、
夜間にライトを当てながらの作業はしんどい。
鉢植えにして屋内でやるべき作業だが、
掘り起こすのも相当しんどい。
以上。
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P. mirabilisの花粉媒介者はコウモリらしい、自家受粉もするけど。Hornung-Leoni, C., and Victoria Sosa. “Morphological variation in Puya (Bromeliaceae): an allometric study.” Plant Systematics and Evolution 256.1 (2005): 35-53.↩