オザキの初売りに行って会員登録した際に花苗のプレゼントがあり、
面白そうだからとアーティチョークの苗を貰った。
2019年のことである。
育て方は知らないがバカでかくなることは何となく知っていたので、
半ば押し付けるように実家の庭に植えてもらった。
結果としてよく成長し蕾(=目的の可食部)も収穫できた。
去年は、収穫のタイミングがわからず
開花直前の蕾を収穫したが、筒状花と綿毛が成長しており
食べにくかった印象が強い。
今年は早めに収穫した。
株にはアブラムシがつき、がくの隙間にワラワラと潜んでいた。
しっかり洗ったはずが蒸してみると蕾の隙間から住民たちが
這い出して死んでいた。
アーティチョーク100%で育った彼らは
実質アーティチョークではあるが、極力取り除く。
メインの花托にたどり着く前に、毟ったがくの基部を食べる。
ほんの少しの基部を前歯で削ぐ。
芋や豆のようなホクホク感とほのかな苦みがある。
この苦みには、株の邪魔さ、食べるまでの手間や
可食部の少なさへの思いが反映されている気がしないでもない。
茎の髄が美味しいという記事を見たので、
一緒に電子レンジで蒸してみた。
ほのかに甘い茹ですぎたふろふき大根的なテイスト。
髄以外が無茶苦茶苦いので食べる難易度が高い。
茎はもういい。
アーティチョークに関しては、
一度ちゃんとフランス料理として食べてみたいなと思う次第である。
以上。