草生やす

育てていたりいなかったりする草のことについて書いたり書かなかったり。

2021 リプサリスの開花

この時期といえば、何といってもリプサリスの開花なので、
去年、一昨年に引き続き、開花についての記事です。

soutyu.hatenablog.com

soutyu.hatenablog.com

R. neves-armondii

うちには入手先が異なる2株があり、
2019年に初めて1株が咲いて、2020年にもう1つの株が初開花した。
開花して気づいたが、花の中心、雄しべの色が赤い株と黄色い株がある1
同じ環境下で育てているが、
黄色の方が枝がやや細く分岐しやすい印象がある。

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今年、初開花した株。黄花タイプとする。

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去年の写真。赤花タイプとする。

R. mesembryanthemoides

混迷極めるリプサリス同定の中でも一番わかりやすいやつ。
白花。今年も結実せず。

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R. ewaldiana

毎年咲く。
強光下だと赤みがかかって、弱光下だと白花になるという報告がある2
うちでは毎年赤みがかった花になるので、株分けして屋内栽培鉢を作っても面白そうだ。
今年も結実せず。

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どいつもこいつも結実しねぇ……
以上。

PuyaBill

Puya mirabilisが開花した際、冷蔵保存していたBillbergiaの花粉を受粉した。
結果としては失敗だったが、供養としてここに記す。

soutyu.hatenablog.com

まぁ、最初からプヤ亜科とブロメリア亜科は無謀という気もしていたが、
ビルベルギア x プヤが作られている以上、不可能ということはない。

プヤ ミラビリスは4輪開花した。
1輪は自家受粉、3輪には冷蔵保存していたB. ‘Catherine Wilson’を掛け合わせた。
うち1輪は柱頭ではなく雌しべの途中をカットして受粉させた、花粉管とか気にして。

受粉後しばらくすると、4輪の子房がふくらみはじめた。
交配チョロいもんですわと思ったのもつかの間、
自家受粉以外の子房の成長が止まってしまった。

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明らかに自家受粉の方が実がデカく不安になる。
乾燥すると、果実がはじけて種がまき散らされてしまうので、
やや乾燥した状態で収穫。

まず、雌しべの途中に受粉させた果実は空だった。
こんなことあるんだ……。 f:id:soutyu:20201206211917j:plain

交配した種(左)と自家受粉の種(右)。 f:id:soutyu:20201206212758j:plain

よく見ると、自家受粉の種比べて交配の種は充実していない感じがして良くない。
採ってすぐ蒔いて1か月たつが、全く反応がないところを見ると、
粃だったようだ。

いつかのブロ協の総会、会長の講演で、
チランジアとラシナエアの属間交配種であるxRACINDSIA ‘La Mano Magica’作出のとき、
数粒しか種が出来なかったって話があった(気がする)。

そういうわけで、登り始めたばかりですからね、
この果てしなく長いプヤxビル坂をよ。

以上。

※追記 ダイエリアーナはラシナエアになったので、もう属間交配ではないけど、掛かりにくいという意味ではそういうことだから。

レッサーパンダと見せかけて蜂

日本ではここバナナワニ園でしか見られないニシレッサーパンダは、この暑さでぐったりしていた。

小屋の壁を素早く這う影に気づいて視線を向けると、
アシダカグモ?2匹とハチがいた。
蜘蛛が蜂を食べようとしているのかと思ったが、
しばらく見てると逆だ。蜂が蜘蛛を追いかけていた。
蜘蛛を麻痺させて幼虫の餌にするクモバチだ。

そのうち、1匹の蜘蛛がハチと共に壁から落ちた。
地面の蜘蛛は脚をひくつかせており、
毒が回っているように見えた。

蜂の下腹部はオレンジ色なので、
ツマアカクモバチTachypompilus analisかもしれない。


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以上。

属名の語源はマプチェ語

Puya mirabilisが開花した。
2017年ブロ協イベントでPuyaの種を配っている方がいて、
その時の種から育った株だ。  

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播種から3年で開花したことになる。
Puyaの中でもP. mirabilisは小型で成長が早い。
P. raimondiiでは、こうはいかないのだ。 

微かに香りがあることに気づいた、鼻を近づけて気づく程度の。
青臭さと爽やかさを感じた。

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今年開花して冷蔵保存しておいたBillbergiaの花粉を付けた1
P. mirabilisの花の大きさは、Billbergiaのそれよりも大きい。
花粉管の長さが足りない場合は、受粉しないことがあるらしく、
1輪は雌しべを子房付近で切り落として花粉を付けた。

以上。


  1. Billbergia x Puyaの属間交配種Billya ‘Alpha’は格好良いので、一度BCRで見てほしい。今回はPuya x Billbergiaではあるが。

ホワイトサポテをたべた

この前、ホワイトサポテを食べた。
ミカン科カシミロア属Casimiroa edulisの果実だ。

果実はミカン的な構造(アルベド、瓤嚢、砂瓤とか)ではなく、
薄めの皮に果肉、中心に種が2~3個存在する。

常温で追熟し、果皮に皺が寄って、
アボカドのように柔らかくなったら食べごろである。

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まだ早い

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よし

果肉は白~クリーム色で、
食感はバンレイシのように柔らかく、肉質はより滑らか、
甘味が強く酸味はほとんどない。
皮付近に若干苦みを感じる。
さわやかというか青臭いというか、
どちらにしても香りは弱い。

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唐突にレビューしますけど、☆☆☆★★
果物には酸味が必要、というのは譲れないところです(申し訳ないが柿はNO)。
レモンやライムを絞るマンゴー的ムーブをやってみたのですが、
ライムを絞るとライムの香りに圧倒されて、
何喰ってんだか分からなくなる、美味しくはありますが。
香りも重要だなと気づかされました。
わざわざ取り寄せるのはアレだけど、
近所のスーパーに置いてあったらリピしちゃうかも~

以上。

アーティチョーク再び

去年、前回とレンチンで蒸したアーティチョークしか食べたことがなかったので、
今回は生に挑戦した。結果としてはこれが一番美味しい。 

前回は握りこぶし2/3くらいの大きさだったが、
今回は握りこぶしの大きさで収穫した。
ひたすらがくを毟り、綿毛を露出させる。 

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成長すると額の先端が棘になるので痛い

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綿毛をスプーンでこそぐ

苦みのある緑の部分をナイフで削りとる。
切り口はすぐに酸化して黒くなるため、
レモン汁を絞った水につけるとよいとされる。
今回は酢で代用したが、特に問題はなかったと思う。 

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いわゆるアーティチョーク・ハート

スライス後はすぐにレモン汁とオリーブオイルをかけた。
味付けに塩コショウと粉チーズを振って完成。

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アーティチョークと言われなければ何かわからない

薄くスライスするとソースに絡むが、
厚めに切ってポキポキと歯ごたえを楽しむのもよい。

以上。

アーティチョーク紹介ブログ

オザキの初売りに行って会員登録した際に花苗のプレゼントがあり、
面白そうだからとアーティチョークの苗を貰った。
2019年のことである。
育て方は知らないがバカでかくなることは何となく知っていたので、
半ば押し付けるように実家の庭に植えてもらった。
結果としてよく成長し蕾(=目的の可食部)も収穫できた。

去年は、収穫のタイミングがわからず
開花直前の蕾を収穫したが、筒状花と綿毛が成長しており
食べにくかった印象が強い。

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棘も成長していて毟るのに苦労した

今年は早めに収穫した。

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最適な収穫時期がわからない

株にはアブラムシがつき、がくの隙間にワラワラと潜んでいた。
しっかり洗ったはずが蒸してみると蕾の隙間から住民たちが
這い出して死んでいた。
アーティチョーク100%で育った彼らは
実質アーティチョークではあるが、極力取り除く。

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大分取り除いたつもりで写真を撮ったが、今見るとまだ残っていた。

メインの花托にたどり着く前に、毟ったがくの基部を食べる。
ほんの少しの基部を前歯で削ぐ。

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途中で飽きた。これ本当にフランス人食べてるのか?

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めちゃくちゃ旨そうですね。

芋や豆のようなホクホク感とほのかな苦みがある。
この苦みには、株の邪魔さ、食べるまでの手間や
可食部の少なさへの思いが反映されている気がしないでもない。

茎の髄が美味しいという記事を見たので、
一緒に電子レンジで蒸してみた。
ほのかに甘い茹ですぎたふろふき大根的なテイスト。
髄以外が無茶苦茶苦いので食べる難易度が高い。
茎はもういい。

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もういい

アーティチョークに関しては、
一度ちゃんとフランス料理として食べてみたいなと思う次第である。

以上。