2018開花メモ‐1
最近咲いたチランジアなど、メモっておく。
Tillandsia crocata 'Brandy wine'
あまりに地味なので色調弄った。
花よりも草が焼けた時の紫の方が綺麗かもしれない。
T. rectangula これも毎年咲く。残念ディアフォランテマ色1。
T. neglecta ’Rubra’ Wild clone/ Rio de Janeiro
全く染まらずに咲かせて申し訳ない。
T. ’Houston’
ピンクに染まる蕾から開花まで鑑賞期間が長い。
強くて増えてよく咲く。ボリュームがあって良い。
早く暖かくなってほしい。以上。
-
黄土色↩
この豆のレシピがクックパッドにない
新年1発目はマメ。縁起が良い。
熱帯出身の割に11月下旬まで寒さに耐えたシカクマメも12月には萎れてしまった。
soutyu.hatenablog.com
鞘は乾燥していなかったため、とりあえず外して日陰に置いた。
やがて、すっかり乾燥し、振るとカラカラと音がするので割ってみた。
ツヤのある豆が採れた。しっかりした豆で結構固い。
株についた状態ではなかなか乾燥しなかったので、
種の収穫タイミングがわからなかったが、
結果的には株が枯れてから乾燥させるという方法でよさそうだ。
結構な収量が見込めるので、今年も育てたい。
以上。
※ タイトルの意味するところは、完熟した豆のレシピがないということで、青い鞘の状態についてのレシピはたくさんありまぁす。
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育てたらよい。アフィ。
総括2017
総括する。
1月
- オザキ、鶴仙園の初売り、サンシャインらん展に行った。
2月
- 世界らん展に行った。 soutyu.hatenablog.com
3月
- 仕事が忙しくて特に何もなかった。
4月
- Tillandsia usuneoidesに濃い緑の花が付く株を見つけた。
来年も同じような色の花が咲くことを願う。
soutyu.hatenablog.com
5月
- タイのチャトチャック園芸市場に行った。クソ暑かった思い出。
soutyu.hatenablog.com
6月
- 山に行ってナメクジの交尾とギンリョウソウを見た。
soutyu.hatenablog.com - チランジアのトリコームをアシナガバチが削っていた話。
soutyu.hatenablog.com
7月
- Billbergia ‘Poquito Mas’が開花した。
soutyu.hatenablog.com - Quesnelia marmorata ‘Tim Plowman’が開花した。
soutyu.hatenablog.com - 中国の黄色インゲンマメ、結局食べなかった。
soutyu.hatenablog.com
8月
Vortex COREを購入した話。
国内販売が始まり、わざわざmassdropしたのにと思ったが、
sliver speedはラインナップになかったので、何とか保った。
soutyu.hatenablog.comTillandsia brachycaulos ’Sunglow’が開花した話。
鮮やかに染まってとてもよかった。
soutyu.hatenablog.com実生のその後を追ったシリーズ全2部。
soutyu.hatenablog.com soutyu.hatenablog.com
9月
Tokyo Mechanical Keyboard Meetup Vol.3に参加した話。
キーボード自作界隈は2018も盛り上がることでしょう。
soutyu.hatenablog.com四角豆を収穫した。
最終的には結構な量を収穫できた。
soutyu.hatenablog.com沖縄に行った話。全2部。
soutyu.hatenablog.com
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10月
‘Tim Plowman’の花粉を冷凍保存した。
結実したので播種したら芽が出たもののいつの間にか枯らした。
soutyu.hatenablog.comMonilaria pisiformisが休眠から目覚めた話。
soutyu.hatenablog.comAngraecum distichumが開花。
うちは寒すぎるのか調子が悪い。
soutyu.hatenablog.com
11月
フェイジョアを食べた話。
もっと美味しいやつを食べたい。
soutyu.hatenablog.com長く育てていたビルベルギアに花がついた。
知り合いに配った株も花芽が付いたり、開花したと聞いた。嬉しい。
soutyu.hatenablog.comBromeliad Cultivar Registerをスクレイピングしてデータベースを作った話。
ネオレゲリアとかビルベルギアもやりたいけどまだやってない。
soutyu.hatenablog.com
12月
Tillandsia ’Mystic Markus’が開花した話。
Rainforestfloraが火事にあってしまったそうなので、大切にしたい。 soutyu.hatenablog.comTillandsia jonesiiが開花した話。 soutyu.hatenablog.com
プテロスティリスの花の構造について気づいたこと。
soutyu.hatenablog.com
そのうち、書きたいこと。
来年もよろしく。
以上。
絞扼反射
Toveyanumが今年も開花した。
これは2年前の記事。
バルボフィルムのように唇弁 labellum が揺れたりしないかと気になった。
鉢を揺らしても特に動きがなかったので、
花に指を突っ込み唇弁に触れると、奥に引っ込んでしまった。
ハンマーオーキッドほど大きな動きではないものの、確かに動いた。
矢印の先が唇弁だ。これは引っ込んだ後の写真。
花に来たハチやハエか何かに花粉をつけるための仕組みということだろう。
唇弁が動く様子をgifにするというナイスな考えを閃いたものの、
開花中の唇弁は面白くて全て触ってしまった。
皆も開花中の株があればやってみると良いと思います。
以上。
アエラントス感
2015年に購入したTillandsia jonesiiが開花した。
Anoplophytum亜属に分類される2000年記載1の比較的新しい種類だ。
11月についた花芽が12月の下旬に開花した。
タグにはtype collection from Jones 2003 Brazil2とあるので、
記載株のクローンということだろうか。
強光下だと葉が赤く染まる。
トリコームが濃く、金属光沢のようにも見えて恰好が良い。
これは花芽に気付いた11月時点の写真。
以上。
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Strehl, Teresia. “New taxons of Tillandsia subgenus Anoplophytum (Bromeliaceae) from Rio Grande do Sul, Brazil." Iheringia, Série Botânica 54 (2000): 19-44.↩
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発音的にはホネスさんらしい→http://ichiro-ueno123.sakura.ne.jp/t-unidentified.htmlやhttp://www.bromeliad.org.au/pictures/Tillandsia/jonesii.htm↩
ミスティックうんたら
去年の3月くらいにrfiから本を買うついでに数株購入した。
その時のTillandsia ’Mystic Markus’ (T. albertiana X T. argentina) が開花した。
以下メモとする。
購入当初。
一緒に購入したT. ’Mystic Haze’(T. albertiana X T. zecheri) は枯れてしまった。
今年の9月。花芽が見え始めた。
11月の初めに開花した。花弁はサーモンピンク。
時間の経過に伴い、花弁は紫が強くなる。
Tillandsia Species Mystic Markusの写真と比べると花弁の開きが小さい。1
以上。
BCRをスクレイピングした件
BCRについて
Bromeliad Cultivar Registerというのは、
国際ブロメリア協会 Bromeliad Society Internationalが運営している
ブロメリアの交配種、変異株等の登録サイトだ。
何故だか急にT. stramineaを親に使った交配種が知りたくなったことはない?1
そんなとき、このサイトはとても役に立つ。
Advanced BCR Searchを使えば複数条件で該当する品種を検索できるからだ。
BCR Bromeliad Cultivar Register>
では、日本で作出された登録品種のうち、
種子親として登録されたトップ3が知りたいときはどうだろう。
まぁ、数は多くはないから調べられないことはない。
ただ、交配について何らかの傾向を検討したい時に、
Advanced BCR Searchだけではなかなか難しいのではないだろうか。
スクレイピング
というわけで、こっちでデータベースを作ればいいじゃん、と。
流行りのPythonを使ったスクレイピングの練習としてやってみた2。
BCRの登録数をカウントしたら13340品種(2017/11/11現在)もあったため、
とりあえず登録数1131種のTillandsia属を対象にした。
取得したデータは以下の通り。
- 品種名
- 登録者
- 登録年
- 作出国
- Seed Parent
- Pollen Parent
- 説明文
取得した生データは結構汚い。
何故か作出国に交配親が入っていたり、国の名前が2つ入っていたりする。
結局Excelに出力して、そこらへんの諸々は置換やらなんやらして対応した3。
データベースからいくつかグラフを作成してみた4。
交配親トップ10(種子親)
イオナンタが圧倒している。
交配親トップ10(花粉親)
父親不明が結構いる。
作出国トップ10
USA!USA!
種子親トップ10(Japan)
では、前述の問いに対してのアンサーは以下の通り。
1位がダイエリアーナ、2位がフラゲラータ、
3位がスーパーメキシカーナとチアペンシス(選抜株)だった5。
課題
現状、以上のような感じでデータベースが出来た。
やりたいことはまだある。
- Tillandsia属以外の約13000種の登録品種を対象にする。
- グラフを綺麗にする。
- 交配親に亜属情報を追加して、交配の傾向をみる。
- 系統樹的なものを描いてみたい。
以上。