草生やす

育てていたりいなかったりする草のことについて書いたり書かなかったり。

リプサリスの開花

3月の終わりのことだがリプサリスとハチオラが開花した。
森林で着生して育つ故、同じ環境で育つランとかチラと
一緒にザブザブ水やれるから他のサボテンよりも好き。

f:id:soutyu:20150505141546j:plainRhipsalis cereuscula 青柳。

f:id:soutyu:20150505141241j:plainHatoria salicornioides 猿恋草。英wikipedia見たらリプサリス表記だったわ。
こっちの方が開花が早い。花弁が飴細工のような質感。

猿恋草 Hatoria salicornioidesは節だらけなので
種小名は筋節 サルコメアと何か関連がある草から来てんのかな(oidesだし)
と思っていたんだが、全く関係ないアッケシソウSalicorniaから来てるようだ。
Salicorniaラテン語で sal, salt + cornu, a hornで
塩の角って意味だったからちょっとガッカリした。

ちなみにサルコメア sarcomereはギリシャ語で sarx, flesh + meros, partで
肉を構成する部位的なアレでした。

以上。

 

花市再び

台湾旅行で半日だけ自由時間が出来たので
台北の花市に行ってきた。2013年に行った話はこちらを参照。
今回向かった先は台北の北東、内湖にある花市。

 

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建物は2棟で構成され、駐車場と園芸資材ブース、業者用温室と花卉ブース。
花卉コーナーは普通の花卉に観葉植物、多肉、ランなど。
マニアックなものはあんまりなかった。

ぷらぷらしてると空氣鳳梨の文字が。

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そうですねチランジアですね。成和李農園っていうお店です。
ぱっと見、Tillandsia ionantha ZebrinaT. belloensis
T. pruinosa×T. bulbosaの交配種、T. duratii×T. crocataなどが置いてあって割と面白い。
 
帰国日&人に金を貸してたので手持ちが200元しかなかった。
店員のおっちゃんにカード使えるか聞いたが無理。かつ、こちらの拙い英語も通じず。 
諦めて他の店も見たもののやっぱりチランジアが気になって戻ってきたところ、
この店の常連でチラ好き、英語が話せるお姉さんが話しかけてきてくれた。
 
チランジアトークで盛り上がった後、自分は100元だっT. Moonlightを購入。
おっちゃんがおまけにT. andreana×T. funckianaをくれた。かたじけねぇ。
購入株の写真はまた今度。
 
 
以上。
 
 
 

東京ドーム雑感

先週、世界らん展に行った。
ここ数年はサンシャインに行き、東京ドームはスルーしていたので久しぶりであった。
価格が値引きされるという最終日である。

大賞を遠目に見て、フレグランス部門を一通り嗅いだら足早に即売コーナーへ。
人が多すぎて株の写真が撮りにくい。その点、サンシャインの方は良いですね。

購入品は、
Mediocalcar unifolium
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メディオカルカーっていうとデコラタムしかしらなかったんだが。
これは緑と赤の花をつける。

Luisia teres × Vanda falcataウラン×フウラン
Vanda falcata × Luisia teresウラン×ボウラン
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この組み合わせめっちゃアツい。形態はフウランっぽい。
楽しみなのは花の形と匂い。ボウランを何故混ぜたって匂いを期待。
店の人曰く、まだ花もつけていないからどんな風になるか分からないとのこと。
あ、フウランがいつの間にかVandaに分類されていた。

Bulbophyllum frostii
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CirrhopetalumとBulbophyllumってややこしい。
frostiiをシルホっていうページがあればバルボって表記しているページもある。
まぁ、どちらでもいいわ。

Tillandsia usneoides 
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キロスキスタとか置いてたタイのナーセリがチランジアも持ってきており、そこで購入。
細いタイプ。状態良いし500円ってめちゃ安かったね、写真は250円分。
イオナンタフェーゴやブルボーサ、フンキアナ、アンドレアナ、コットンキャンディと言う名のよく分からん株も1000円だった。クランプになったものもあり安かったと思う、買わなかったが。
今回は色々な店でチランジア見た。

買わなかったが気になったcorybas - Google 検索というランがある。
これ可愛いですね。
タイかマレーシアのおっちゃんにやたらおすすめされたが、
直径3 mmくらいの球根1つに2000円は、と思って購入せず。
今後ラン展に行ったら探してみよう。

最後にオルキスを見て帰った。
例年より展示ブースがショボくて笑った。

以上。

そういえば、種から育てていたOxalis giganteaとツヤカタバミが上から降ってきた洗濯物干し(洗濯バサミが沢山付いているアレ)によって折られて泣きそうになったりしたんですけど放っておいたらどちらも新芽出てて良かったですね。折れた方は土に挿しておきました。

 

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折れた時は撮る気にもなれなかったね。
あとめっっちゃピント合ってないけど眠いので寝ます。
以上。

追記
フォントサイズ統一できてないけど眠いので

追記2
直した。

サンフランシスコで草を買いに行く話 (上)

学会に参加しにサンフランシスコに行ってきた。
生態系セクションを覗いてみたら、
樹冠内のウスネオイデスの分布と土壌成分の研究があって
こういうのを研究するってのも良いなぁって思った。

学会終了後、ランのナーセリーに行った事について書く。
ダウンタウンからBARTとSamtransで1時間ちょっと離れた西海岸の町へ。
バスの接続が悪くて2時間くらいかかった。

ここ。

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展示と販売コーナーが分かれていて、展示の温室はこんな感じ。
展示コーナーの一部はパーティーとか結婚式で使うらしく開けていた。

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展示を一通り見た後、何か買っていくかと販売コーナーを見ると、
思っていたよりもチランジアやブロメリアが少なくて拍子抜けした。
キセロやキアネア、ブルボーサ、ガルドネリが置いてあるくらい。
ランの数は多かったが、買っても持って帰れないのでほとんど見なかった。

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店のおばちゃんに展示の方でいくつか欲しいものがあるんだけど売ってくれない?
と聞いてみるとオーナーは今日いないからダメ、明日ならいるよ
と言われてその日は泣きながら帰った。(続く)

芋堀

そういえば、冬に備えてイポメア・プラテンシス Ipomoea platensisを引っこ抜いた。
外は氷点下になるため、塊根を新聞紙に包んで段ボール箱に入れ屋内で越冬させる。

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去年の実生株でこのサイズ。これは同時期に蒔いた知り合いから貰った株。

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こっちは自分で育てた株。

去年の成長量と比較すると、それほど大きくなっていない。
今年は沢山花をつけたしそっちにリソースを割いたのだろうか。

しかし、これ以上大きくなっても扱いにくいので、このままでいい。

 

てか、画像の回転できないんだが。

 

以上。