草生やす

育てていたりいなかったりする草のことについて書いたり書かなかったり。

2021年メモ_7_カンポスポルトアナ

Rhipsalis campos-portoana

何度かこのブログの記事にしているが、また取り上げる、可愛いので。

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下垂して成長するリプサリス。
リプサリスの中でも屈指の細さであり、
節の長さは10~20cm以上に達する。

性質は強健。
水切れにより夏場に萎れることがあるものの、
枯れこむことはほとんどない。

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節の先端1に8弁の花をつける。
花弁は完全には開かない。
細さに対しては大きい花であり、比較的観賞価値が高い種類だと思う。
おしべめしべの基部が赤みがかるが、
下からのぞき込まないと気づきにくい。

開花後にはオレンジ色の果実をつける。
混迷極めるリプサリス2の中では同定しやすい部類である3

以上。


  1. 花の付き方(例えば、先端・節の途中か、表皮を破るようにつくか、単数・複数か等)はリプサリスの同定に重要、ていうか植物の分類全般に言えますね。

  2. capilliformis, cassytha, burchellii等の誤タグ率は異常。

  3. 形態的にR.burchelliiに似ているが、果実の色(R.burchelliiは赤、Rhipsalis campos-portoanaはオレンジ)で見分けがつく。