草生やす

育てていたりいなかったりする草のことについて書いたり書かなかったり。

目覚め

今年もOxalis giganteaが目覚めた。
去年、図らずも挿し木をして3株になった件についてはこちらを参照のこと。

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2013年に蒔いたので現在3年ちょい育てていることになる。
生育期間中は水をやり、夏前に葉を落としたら棚の奥に移動させる。
そうすれば11月頃には芽を出してくる。
冬も外に出しっぱなし、結構な強健種だ。

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幹が太くなることで樹皮に模様ができる。

頂芽優勢が強いようで、幹がひたすら上に伸びてゆく。
年が明けたら樹形を考えて新芽を切ってみましょう。

以上。

3度目7ヶ月ぶり

さて、また台北に行ったのだが例によって草を買ったのでここに記す。

過去の台湾記事も見てねとリンクを貼ろうと思ったがスマホのアプリで書いていると
どこから持ってくればいいのか分からんので困ってます。
 
週末を挟む旅程ということで建国花市(建國花市)に行った。
前にも書いたが、建国花市は色々な花屋が土日のみ
高架下の駐車場に集まって開かれる花市である。

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とにかく人が多い、活気が凄い。
ただ、市街を歩いても綺麗な花壇をほとんど見かけず
そこまで園芸が盛んであるようには見えないのが不思議だ。
自分が歩いた範囲では一軒家は見なかったから、
庭を持っている人は綺麗にしているのかもしれない。
 
話が逸れた。
 
2年前にチランジアを買ったお店を訪問したかったが、出店してなかった。
当時毎週通って色々買っていたのでおっちゃんと話したかった、残念であった。
その店とは別のブロメリア屋さんが出ていた。自由之森。
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ここでネオレゲリアとウスネオイデス、キンバリーを買うた。
ネオレゲリアは1芽単位で切ってくれるのです。
 
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あとリコポディウムに特化したお店で福氏石松(Lycopodium fordii)を、
ラン屋さんで名無しのブロメリアを買った。
買ったリコポディウムは日本にもいるやつらしい。はい。
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そんな感じです。今度はタイとか行きたいわn。
以上。

黒プセウド

未だにダイソーにチランジアが置いてあると

ついつい見てしまうのだが、先日やけに黒いシュードベイレイを見つけた。
 
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Tillandsia pseudobaileyi
右は普通の。左は黒いの。
見ればわかるか。
 
ダイソー産チラも個体差があるようで楽しい。
例えば
 
黒いチランジアでググると浅草橋のチランジア屋さんのブログに
選別した黒いファシクラータが載ってたりする。
他にもストリクタやテヌイフォリアには黒っぽい品種があるようだ。
さて、このシュードベイレイはどうだろう。
 
ストレス反応を紫オブツーサだ!!的な勘違いかもしれん。
速攻で緑になったら笑うし、恥ずかしさのあまりブログ消すかもしれん。
てか針金で巻いただけの株の写真もめっちゃ恥ずかしくなってきた。
 
以上。
 
【追記 20180518】
この株はやがて緑に戻った後、そのまま成長している。
これ以降、カプトの黒い奴も見かけたけど、緑に戻った。
そういうものなのだ、仕組みは知らんけど。
 
 
 

Greenhood

去年の事、プテロスティリスを貰った。
Pterostytlis toveyanumという名でもらったが、
インターネッツによれば多分、x Taurodium x toveyanumであろう。
塊根は直径5 mm程度の球形、葉はロゼットである。

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葉に柄はなく雑草然とした佇まいであり、
開花時にはランらしからぬどこかサトイモ科的な山野草感がすごい。
英名はgreenhood、戦隊モノの敵幹部のヘルメットにも見える。
 

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去年の冬に鉢をひっくり返した後、調子を崩していつの間にか消えた。
今年に入り、諦め半分で鉢の中身を見ると3つの塊根が出てきた。
安堵しつつも塊根の上下が分からないので取りあえず適当に埋めたのだが、
この秋に発芽を確認したというわけだ。
 
今年は気を付けよう。

続・開花メモ2015

このまえの続き。
 
チランジアを育てて数年経つわけだが気づくとベランダには細葉、
今年初め東京ドームで買った細葉(タイのラン屋)、捩れなし太葉(サンフランシスコの花屋)、
黒花(ツイッターの知り合いから)という4タイプのウスネがぶら下がっている。
6月中旬、朝一で水やりをするとスミレに似た少し青臭さが混ざる匂いが漂っており開花に気づいた。
今年はタイの細葉がよく咲いた。

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チランジア属きっての奇抜な外観に対して目立たず地味な花、しかし香りは強め。
ウスネはかなりいいキャラしていると思う。
 
2014年に開花して今年も開花した。買った時点では2枝だったが分岐して5枝になりつつある。
薄い黄色の花弁はあまり開かず目立たない。
写真撮ったんだがよく撮れていなかったため去年の記事を貼る。大した違いはないんだな。

soutyu.hatenablog.com

花弁が大きいものや青花タイプがトリコレピスにもいたらいいのに、
とカピラリスをみて思ったりもする。
もっとも即売会や温室で見ると、葉の長さやトリコームの付き方が異なるタイプはあるようだが。
 
一昨年購入して、今年初開花であった。成長速度は遅く感じる。
黄色の花弁は開くので存在感はある。

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この写真は解剖顕微鏡にスマホを乗せて撮ったもの。
ウスネオイデスの花粉つけてみたが交配できただろうか。
そもそも自家受粉するから蒔いて発芽するまでわからない。
 
紫の花弁をもつバンデンシス。

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チランジアの中では紫花が最も多い、んだっけ。
もう少しボリュームが出てくれればと思う。
 
以上。

開花メモ2015

今年に入って数株のチランジアが開花した。
数か月前のものもあるが、こまけぇ事はいいんだよ。

 

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rainforestfloraから購入した株で4月に開花した。
花は黄色だったが2 mmほどのサイズで全く目立たない。
よほど注意深く見ていないと気が付いたらシードポットがついてた、ってなこともありそう。

 

http://www.flickr.com/photos/127169080@N04/17744279156

photo by soutyu

Diaphoranthema亜属にしては大きめ。
rainforestfloraから購入した株で去年はほとんど動きがなかったが、
今年に入って花芽を伸ばし、葉も新しく動き始めた。
花は5月中旬に咲き、図体に見合わない黄色がかった白い小さい花は可愛い。
今は結実して2つのシードポットをつけている。

 

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今年3月に台湾で購入した株。
交配種で広く流通しているものの親株とか誰が作ったものか
分かっていない。
母親がTiallandsia tricolorで父親がTillandsia schiedeanaと考えられているようだ。

確かにtricolorに比べてワサワサ固い葉を持たずトリコームも少し濃い。
買った時点で花芽をつけており、5月中旬に開花した。
撮っておいた写真を見ていたら雌蕊が出てくる前のものばかりで
厳密な意味での開花時の写真はなかった。
雌蕊が飛び出るとびろーんと枝垂れて汚くなるからこの方が観賞価値がある、と思う。
花は筒状で花弁の下は紫で上はクリーム色。自家受粉するようで結実した。

 

続く。

ランダム購入のすゝめ

去年、rainforestfloraで買い物したわけだが、
購入株のその後について、今回はTillandsia acostaeについて書く。
 
注文の際、植物研究会の知り合いからランダムでの注文を持ちかけられ、
面白そうと発生させた乱数はアコスタエを示した
(知り合いはT. fraserigardneriを買うことになった)。
到着した株は予想以上にデカく、既に花序を伸ばしており、
正直なんで買ってしまったんだろうと水やりの度に思っていた。

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巷ではアコスタエはほとんど流通せず別の種類がこの名で取引されている、
という話※を知り、じゃあこいつは一体何なんだ、と持て余したりもしたが、
結局、到着から1ヶ月ちょっとで開花した。
花序の下部から日毎に1つずつ咲く筒状花は可愛らしく、
3輪目以降はまた咲いているな、まだ咲いているな、程度の感想になる。

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春になっても動きはなかったが、
1ヶ月くらい前にいい加減に子株出せやと葉の隙間を覗き込んでみると
2つの子株がいた。株が大きい分、子株の成長速度も速いように感じる。

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購入時に比べて大分愛着が沸いたものだ。
おすすめ、ランダム購入。
 
この写真見るとうちの株は完全にconcolorですね、ははは。

 
以上。