草生やす

育てていたりいなかったりする草のことについて書いたり書かなかったり。

バンコクへ草を買いに

タイはバンコクに行ったので、その時の話を。
写真中心でお送りします。

例によってチャトチャック市場です。
そのためにバンコクに火曜日入りしました。

午前中に見ないと暑くて辛い、とのネット情報がありましたので、
朝食も取らず8時には宿を出て、30分ほどで市場に到着。
既に暑くて辛いが、草を見るとそれも吹き飛ぶというものです、一時的には。

アデニウムだ。
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ブロメリアも。
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元気な小僧。
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色々なサンセベリア
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斑の入った良さげなサンセベリアがありました。
4500バーツって言われて写真だけ撮らせてもらった。
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アグラオネマ屋さん。トリカラーな株は見あたらなかった。
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矮性のサンセベリアが100バーツ、
タンクブロメリアは300~600バーツ程度でしたので、皆さんも行くと良い。

タイに行くにあたり、パオロ・バチガルピ『ねじまき少女』を読んでいた(読み終わらなかったからまだ読んでいる)のですが、 バンコクの茹だる様な描写をリアルに感じられ何事も体験だなと思います。バンコクに行く際には是非。

以上。

ポップアップ英和辞典とステーキのどんの飴

Chromeweblioポップアップ英和辞典というアドオンを入れています。
カーソルを単語に乗せるとポップアップで意味が表示されるので便利です。

アドオンについては概ね満足しているのです。
ただ一点アレなのが、”Tillandsia”にカーソルを乗せると
サルオガセモドキ属と表示され、もやっとした気持ちになります。

皆さんもweblioポップアップ英和辞典を入れて、もやっとしてくださいね^^

さて、サルオガセモドキといえば、
先日入手したTillandsia usneoidesの花が、
変った感じなので以下メモです。

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これは蕾。

f:id:soutyu:20170421203538j:plain 開花時。
ステーキのどんでくれる飴の色です。
黒花かとも思うのですが
育てているウスネ黒花はなかなか開花してくれないのでよく分かりません。

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普通のウスネ(何を以て普通かという議論は不毛です)と比べるとこんな感じ。
花弁が短いのも特徴かもしれません。
花1つだけの変異ではなく、この株がつける花全てにこの特徴がみられます。

以上、そんな感じです。

2017世界らん展(写真なし)

2017年が始まってから鶴仙園やオザキの初売りサンシャイン蘭展に行ったのだがここに書いてなかったのでいずれそれは書くとして直近のイベントとしては東京ドームの世界らん展だ今年の特別展示は菌従属栄養植物のランとかいう激熱な展示だと知り入場即特別展示に足を運ぶと200人程度並んでて世間の菌従属栄養植物への関心の高さを思い知らされ驚きを隠しきれなかった展示も鉢からにょきっと伸びた具合の悪いホワイトアスパラガス様の本物のオニノヤガラの芽を一心不乱に携帯電話や一眼で写真を撮りまくる人々にもおらたまげたその写真絶対あとで見返さないでしょうてか混んでたのこれが原因かとコーナー出た瞬間に後ろにいた初老の方がこれに20分ならんだのかぁとしみじみ言ってて笑ったわけですが通常の光合成を行うスルガランCymbidium ensifoliumと根も葉もなく光合成を行わないマヤランCymbidium macrorhizonの交配種の展示やクロシマヤツシロランGastrodia kuroshimensisの標本もあり間違いなく面白いのでこれから行く人はマストですそれと販売コーナーについては欲しかったPorpax laniiが売ってなくて(見つけられなくて)残念だったがOrnithocephalus cochleariformisを買ったので良かったですね今色々検索してたらDendrobium toressaeも探せばよかったと後悔しているてなわけで今年もよろしくお願いいたします以上。

総括2016

総括する。

1月

  • サンシャインらん展に行った。イオナンタ・ルブラを布教用に購入。
  • 板橋区立熱帯環境植物園に行った。

2月

  • 世界らん展に行った。 soutyu.hatenablog.com コリバスは枯れたが、Bulbophyllum moniliformeはそこそこ育っている。

3月

  • ヘクチアがヘクチアらしくなってきた。 soutyu.hatenablog.com
  • チランジアを輸入した。 RFIから。記事にするのを忘れていた。

4月

  • Tillandsia caliginosaが開花した。 soutyu.hatenablog.com 花弁が茶色に見えるのは黄色に紫のドットが入るってことに気付いた。

  • ブロ協のBBQ参加。
    酷い天候だった。T. ionantha 'Peach'を入手。

  • ハオルシアフェスティバルに行った。 soutyu.hatenablog.com

5月

6月

  • サンシャインらん展にいった。
    沖縄物産展でソーキソバ食べた。
  • BBに行った。
    久しぶりに五反田。Maihueniopsis clavarioidesを購入、調子が悪い。

7月

8月

9月

10月

11月

  • エアーポテトを収穫した。
    soutyu.hatenablog.com 食べられないことはない、食べられないことは。

12月

  • ブラジルからチランジアを持ってきてもらう。
    多分、Tillandsia strictaだ。ややハードリーフ感がある。 いずれ書くつもり。
  • オーキッドフリーマーケット@科学技術館に行く。
    プテロスティリスを2種購入。

来年初っ端のイベントはサンシャインだ。

以上。

空中の花

Species NurseryからTillandsia aeranthos 'Bronze'として購入した株だ。
日照量不足か全くbronze感はないが、無限に子株を出すあたり調子は悪くはない。
T. aeranthosの小型種だが、今までの株サイズよりも大きい子株が出てきた。矮化が解けた?

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机が汚い。

bronzeのことは置いといて、
T.aeranthosの矮化種といえばT.aeranthos 'Miniata'
'Miniata'からの小型選抜種として'Minime''Miniminime'がある※1。

このような矮化種のクランプが開花する際には、小型株のうち1株がとびぬけて大きくなって
開花する傾向があるようで、BSIのCultivar Registerに挙げられている開花株もそんな感じである※2。

何が言いたいかというと、このまま花咲いたりしないか期待しているのです。
以上。

※1 命名の適当さに好感が持てる。
※2 http://registry.bsi.org/?genus=TILLANDSIA&id=11718#11718

パッとしない3

パッしなかった作物シリーズ、最終章キュウリメロンについて書く。
 
キュウリメロン Melothria scabra
初夏に国内業者に注文したが、検疫で色々あったようで
届くまでにかなり時間がかかった。これで蒔くのが少し遅れてしまった。
種まき後はすぐに発芽し、発芽率はよかった。
蔓を伸ばし始めてからはコンテナで行燈仕立てにした。
 
他のウリ科よろしく、雌雄同株で雌雄異花である。やたら小さい。

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最初は雄花をちぎって人工授粉していたが、
細かいし虫も花に飛んでくるので途中からやめた。
やめた後も実がなっていたので虫がいればやらなくてよい、面倒だ。
 
膨らみかけ。

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収穫間際。

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ハーヴェスト。

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切断。

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味に関しては、ちょっと期待しすぎたというか。
確かに酸味はあるがライム風味というよりは酸っぱいキュウリ風味。
コリっとした歯ごたえは楽しいが、皮が口に残る。
 
ただ、キュウリメロンとして楽しめば楽しい。
甘いキュウリが食べたければ蜂蜜でもかければよい。

cookpad.com  つくれぽが0でかわいそう。

 

6~7個収穫した後、
8月の本格的な暑さ以降はほとんど実をつけなくなってしまった。
ピクルスにするという方法もあるらしいので、
来年もスペースが取れれば蒔こうか。
 
以上。

パッとしない2

ヒマ、エアーポテト、メロンキュウリ。
今年育てていた植物だ。今回はエアーポテトについて書く。

エアーポテト Dioscorea bulbifera
何首烏芋(カシュウイモ)というらしい。何首烏って何。
拳サイズのむかごをつけるヤマノイモの仲間である。
多肉好きだと属名でピンとくるはず。
5つ、むかごを手に入れたのであちこちに植えたところ、
庭に地植えしたものが一番調子が良く、いくつかのむかごが成った。

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病気や虫はほぼつかず、育てるのは非常に簡単な植物だ。

収穫したむかごは下茹でした皮をむき、衣をつけて揚げた。
やや粘り気をもったジャガイモといった食感であり、
かすかにえぐみを感じるが、それほど気にはならない。
正直美味くはないが、食べられなくはない。
調理方法については色々試す必要がある。

来年は蔓の誘引や施肥を考えて、もう少し大きいむかごを収穫したい。

※何首烏はツルドクダミ漢方薬としての名。ちなみにツルドクダミドクダミではない。